2006.11.02 Thursday
1983年蒸留古酒100% 太陽の洞 43度 720ml
太陽の洞(てぃだがあな)
沖縄本島南部東海岸に位置し、英祖王統第四代の玉城王の居城といわれる玉城(たまぐ
すく)城址の城門は、他の城址の城門とかわった形をしており、別名を「てぃだがあな」と
呼ばれています。
夏至の朝、沖縄の中でも、神の島として最高の霊地として知られる久高島から昇り、玉城
城址の城門へと差し込んだ太陽の光は、城内の拝所と現在のゴルフ城内にある玉城
王子の墓を一直線に結ぶことが確認されています。
城内のかわった形は、九州地方で青銅鏡が誕生する以前の弥生時代の遺跡から発掘
された遺骨に装飾品としてつけられていたゴホウラ貝で作られた腕輪の穴の形に非
常によく<似ております。このゴホウラ貝は青銅鏡よりも前に太陽信仰のシンボルと
されていたも<ので、奄美地方以南にしか生息しておらず、古代琉球と弥生時代の繋
がりが研究されて<います。
このほかにも古代流求人は海のかなたに「てぃだがあな」があり、太陽はそこから
出没していたとする説をはじめ、数多くの伝説が残されており、琉球の太陽信仰の
象徴的存在です。
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