2006.01.12 Thursday
沖縄そばについて
沖縄そば(おきなわそば)は沖縄で食べられている麺のこと。沖縄ではすばとも呼ばれる。「そば」の名称ながら蕎麦粉は全く使用されておらず、小麦粉100%の麺であり、うどんの一種とも考えられる。風味や食感はラーメンと
うどんの中間のようであり、麺の太さもうどんよりは細いがラーメンよりは太く、その中間のような感じである。
麺の断面の形は、沖縄本島ではきしめんのようにひもかわ状(平打ち)である場合が多い。一方、石垣島など八重山諸島では麺の断面が丸く、このような八重山諸島の沖縄そばを「八重山そば」と呼ぶ。
琉球王国時代には王族と士族のみが食べることを許されていたが、明治以降そのような制限が撤廃され、身分に関係なく食べるようになり、沖縄を代表する庶民の食べ物の一つとなった。
ラーメンにかんすいを用いるのと同様に、小麦粉に灰汁(あく、灰の上澄み液)を混ぜてから練り、太めに切り茹でて、熱いうちに油で混ぜる。そこに豚、鰹、昆布を使っただしをかけ、具材は豚肉(大抵三枚肉と言われるバラ肉、沖縄で「ソーキ」と呼ばれる豚のリブ肉)、カマボコ、小口ネギ、紅生姜をトッピングする。好みで島唐辛子の泡盛漬け(コーレーグス)をかける。具材に味付けをしたソーキが多いとソーキそばとなる。他に豚足煮込みをのせたてびちそば、野菜炒めをのせた野菜そば、ヨモギをのせたフーチバーそば、カレー風味のカレーそばなどもある。家庭では、焼きそばなどに応用されることもある。
そばか否か
1972年沖縄の本土復帰後、1976年沖縄県生麺協同組合が発足するとすぐ沖縄県公正取引室が全国生めん類公正取引規約の「そばの名称は、蕎麦粉が30%以上混入されていること」を根拠に沖縄そばの名称にクレームを
つけた。しかし沖縄製麺協同組合等の交渉により1977年通称としての「沖縄そば」が県内のみ使用と限定され認可された。
全国生めん類公正取引協議会へ特殊名称としての「本場沖縄そば」を登録したことにより1978年10月17日に公正取引協議会「生めん類の表示に関する公正競争施行規則」別表に「本場 沖縄そば」と表示された。このこと
から10月17日は「沖縄そばの日」とされている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
うどんの中間のようであり、麺の太さもうどんよりは細いがラーメンよりは太く、その中間のような感じである。
麺の断面の形は、沖縄本島ではきしめんのようにひもかわ状(平打ち)である場合が多い。一方、石垣島など八重山諸島では麺の断面が丸く、このような八重山諸島の沖縄そばを「八重山そば」と呼ぶ。
琉球王国時代には王族と士族のみが食べることを許されていたが、明治以降そのような制限が撤廃され、身分に関係なく食べるようになり、沖縄を代表する庶民の食べ物の一つとなった。
ラーメンにかんすいを用いるのと同様に、小麦粉に灰汁(あく、灰の上澄み液)を混ぜてから練り、太めに切り茹でて、熱いうちに油で混ぜる。そこに豚、鰹、昆布を使っただしをかけ、具材は豚肉(大抵三枚肉と言われるバラ肉、沖縄で「ソーキ」と呼ばれる豚のリブ肉)、カマボコ、小口ネギ、紅生姜をトッピングする。好みで島唐辛子の泡盛漬け(コーレーグス)をかける。具材に味付けをしたソーキが多いとソーキそばとなる。他に豚足煮込みをのせたてびちそば、野菜炒めをのせた野菜そば、ヨモギをのせたフーチバーそば、カレー風味のカレーそばなどもある。家庭では、焼きそばなどに応用されることもある。
そばか否か
1972年沖縄の本土復帰後、1976年沖縄県生麺協同組合が発足するとすぐ沖縄県公正取引室が全国生めん類公正取引規約の「そばの名称は、蕎麦粉が30%以上混入されていること」を根拠に沖縄そばの名称にクレームを
つけた。しかし沖縄製麺協同組合等の交渉により1977年通称としての「沖縄そば」が県内のみ使用と限定され認可された。
全国生めん類公正取引協議会へ特殊名称としての「本場沖縄そば」を登録したことにより1978年10月17日に公正取引協議会「生めん類の表示に関する公正競争施行規則」別表に「本場 沖縄そば」と表示された。このこと
から10月17日は「沖縄そばの日」とされている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』